棚卸資産会計基準と四半期報告の関係
前回のエントリーで「棚卸資産の評価に関する会計基準」について触れましたが、今回はその新会計基準が四半期報告にどのように関係するかについて書きたいと思います。
四半期報告との関係について、一番重要なのは、「収益性の低下」に関係して損失計上の対象となる棚卸資産の範囲が異なるということです。
まず前提として、棚卸資産の評価を考えるときには、棚卸資産を以下の3つに概ね分類する必要があります。
①収益性が低下していないことが明らかである。
②収益性が低下しているかどうかについては、詳細な検討が必要である。
③収益性が低下していることが明らかである。
そして、年度については②と③の棚卸資産が、評価損の計上を検討する対象となるですが、四半期報告については③のみが対象となります。実務上手間がかかるのは②に該当する棚卸資産だと思われるので、四半期報告については簡便な会計処理を容認しているのですね。
このレベル感の違いを考慮した上で、棚卸資産評価プロセスの内部統制も強弱をつけて構築していく必要があります!
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